4.4. 入力ショートカットの使用

GnuCashにはデータを入力する際に時間を節約するためのショートカットがいくつかあります。 以前に使用したことがある説明の最初の数文字を入力すると、クイック入力機能により自動的に最後に入力した取引の説明の残りの部分が入力されます。 取引行の資金移動欄またはスプリット行の勘定科目欄のどちらかで勘定科目名の先頭文字を入力すると、クイック入力機能により勘定科目リストから名前が自動的に補完されます。 また、それは子勘定科目をこれらの欄に入力する際にも助けになります。 親勘定科目名の最初の文字に続けてコロンと子勘定科目名の最初の文字を単に入力します。 例えば、Assets:Checkingを入力する場合、A:Cと入力すれば、残りをGnuCashに補完させることができます。

キーボードショートカットを登録しても時間が節約できます。GnuCashはそれらの数個を提供しています。 日付欄では次の入力ができます。

取引行の番号欄では、+を入力すると、取引番号が入力した最後の値から増加します。 -を入力すると番号が減少します。 スプリット行のアクション欄でも、スプリット番号を入力することを選択していれば動作します。 アクション欄ではクイック入力もサポートされます。一般的なアクション(入金など)の先頭文字を入力すると、GnuCashによって残りが補完されます。

資金移動欄では勘定科目名のクイック入力がサポートされます。 勘定科目名を入力し始めると、GnuCashによって名前の残りの部分が補完されます。 セパレータ文字を入力するといつでも、現在の階層の勘定科目名が補完され、次の階層の勘定科目名を入力し始められるようにカーソルが位置調整されます。 例えば、標準の勘定科目集を使用している時、 A : C を入力するとAssets:Checking勘定科目に補完されます。 また、この欄でメニューを選択するかまたは Ctrl+Down キーを入力するとすべての勘定科目名一覧がポップアップされます。

金額欄のすべてで、内蔵の計算機を使用できます。 最初の値を入力し、続けて+-*、または/を入力し、そして2番目の値を入力するだけです。 Tabキーを押すと、GnuCashは計算を実行して、結果の値を金額欄に返します。

すべてのメニュー項目にはメニュー名の中でアンダーラインを引かれた文字によってマークされているアクセスキーが定義されています。 Alt+アンダーラインを引かれた文字を入力すると、メニューが表示され、次にその中のアンダーラインを引かれた文字を入力することによって、項目を選択します。 例えば、 Alt+A を入力するとアクションメニューが表示され、次にPを入力すると、スプリット取引となります。 また、メニュー項目のいくつかにはすぐにコマンドを呼び出すショートカットキーがあります(Ctrlキーを通常使用します)。 これらのショートカットは項目の横に表示されます。

記録簿の中で移動する時は、時間を節約するために次のキーを使用できます。

照合ウィンドウの中では次のキーボードショートカットを使用できます。