5.4. 勘定科目の照合

GnuCashによって銀行口座と毎月の銀行計算書との照合がより簡単になります。 毎月の銀行計算書と取引を照合する手順については「照合」を参照してください。 照合作業は毎月実施しなければならない主な作業です。

作成した他のすべての勘定科目を照合するのでしょうか? これらの勘定科目も照合するべきでしょうか? 勘定科目に関する計算書を受け取る場合は、勘定科目の照合を考えるべきです。 例としては、当座預金計算書、普通預金計算書およびクレジットカード使用明細書などが含まれます。 クレジットカード使用明細書およびクレジットカード取引に関しては6章クレジットカードで説明します。よってGnuCashでクレジットカードを追跡するのに関心があるなら、そこで説明されている手順を参照してください。

収益および費用勘定科目は通常は照合しません。なぜなら確認する計算書が無いからです。 同じ理由で現金勘定科目も照合する必要はありません。 もっとも、現金勘定科目に関しては、実際の手持ち現金と現金勘定科目の貸借残高が一致するように、時々貸借残高を調整したいと考えるでしょう。 貸借残高を調整する方法は次の項で説明します。